子供の頃に読んだイソップ寓話のひとつ、「北風と太陽」。
単純に、北風と太陽が 旅人の上着を脱がせようと 力比べをする話。
と、思っていた。
今になって その話が言わんとする教えを、実体験を経て 明確に理解した気がする。
厳しい力や言葉で、相手の気持ちを明かそうとしたり、急かして相手を動かそうとしても、相手は余計に内にこもり、石のように固まり、ただひたすら頑固になるだけ。
でも、温かい言葉や、態度で、ゆっくり愛情を持って接すると、相手の態度が見る見る変わっていく。こちらが何の手を加えなくても、当の本人が 自らの意志として こちらの期待に添うような行動を取り始める。
人間の思考回路は面白いね。
子供の頃に読んだ童話って、一見単純な話に感じるけど、奥の深い教えが織り込まれているんだよね。
こーーーんなに 大人になって たーーーくさん経験をして、やっと 今、「気づいた!!」北風と太陽の教訓です。