最近 夫婦とはいったいナンなのだろう、結婚とはナンなのだろう、とよく考える。
結婚6年目を迎えたばかりのMr. Hubbyと私にも 大波小波が何度も押し寄せて来た。
理想的な結婚像や 理想的な夫婦像を描いた生活を送っているわけでは、決してない。
「もうがまんできねえ!コイツとは 永遠にオサラバだぜ!」と思っても、何故 ほんじつもめでたく ヤツと一緒にいるのか。
71歳にして、別れた女性を追い掛け回して逮捕された内田裕也。記者会見をした妻、樹木希林の記事を読んで、さらに考えさせられた。
結婚して1年たらずで、内田裕也の暴力が原因で 別居。以来、現在に至るまで、別居状態。その間、内田裕也はいろんな女性関係を持ってきた。妻である樹木希林も承知状態。そして 今回の警察ざたで逮捕。普通の女性なら、暴力を振るわれ、別居した時点で、または 数々の女性遍歴が明らかになった時点で、「離婚」となるはずなのに、なぜ、樹木希林は離婚をしないで、自分が68歳になる今まで別居生活を続けてきたのか。
「女の意地」なのか、と最初思った。
他の女性と絶対に結婚させない、という最後の抵抗なのか、と思っていた。
今回の夫の事件で樹木希林は、乱れ、泣き崩れたり、怒りを表したりすることもなく、淡々と記者会見を行った。もう腰は据わっている、という感じで。
その時の彼女の言葉が胸に刺さった。
「純なものがひとかけら見えるから。家族構成が変わることは考えられない。籍を入れた責任上、どうするかを考えたい。自分だけ保身で、夫だけ奈落の底に落とすことはしない。自分の仕事に影響があるのは当然だと思っています。覚悟しています」。
そして やはり 離婚はない、という。
人それぞれ個人の生き方や選択が在るけど、ひとつの夫婦のあり方、ひとりの女のあり方を見た気がした。
いくつになっても 純粋なものがあるから 男は 弱いのかね。
それを 女がどしんと構えてあげなきゃいけないのかね。
物語や映画に表現される男のヒーロー像とか、たくましく守ってくれる強い男像、というのは 弱い男たちの策略によるBrainwashなのか。
女はいつも身体的にRescueされる立場で描かれるけど、男を精神的にRescueしているのは女だと思う。
それは女の中にある母性からなる愛情なのか。
とにかく、男と女の関係って 不思議でならぬ、と思った一件です。
Reference:http://tv.jp.msn.com/news/article.aspx?articleid=582304
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