6月30日がオープニングだったようだけど、全く知らなかった。
Rieちゃんを訪ねて7月の末にSeattleに行ったのに、住んでいるRieちゃんも含め(!) 全く気付いていなかった。
Lisaも8月にSeattleに遊びに行っているのに、これまた気が付かず。
Rieちゃんが8月末にPortlandのうちに遊びに来た時に、初めてもう2ヶ月も開催されている事に気が付いた。
「えーーーーっ!!!」
草間彌生と言えば、2012年に行った直島を思い出す。
そこで初めて彼女のアートを体験し、異様な印象を残していた。
不可解なオブジェ。
島の海岸にポツンと置かれる巨大な水玉のカボチャ。
なぜこの島に このオブジェ、、、。
その後 ルイビトンとコラボして商品のデザインをしているのを知った。
そこでも、ナゼ彼女を、、、、と思った。
そして今年の春、Lisaが草間彌生の展覧会がNYで行われるという記事を送って来た。
今まで「ぶっ飛んでるオバちゃん」ぐらいにしか思っていなかった彼女の印象が、その記事を読んで少し変わった。もっと興味が湧いた。NYに行きたーい!と思った。
もちろん展覧会の為にNYに飛ぶ、なんていうLuxuriousな事はできず、すっかり頭から消えていた所にこの情報。Seattleに来ていた!!!
なんか勝手に変な縁を感じた。直島の出会いから数年後、こうやって彼女の展覧会が近くの町までやって来るなんて。これはもう見る運命なんだ。そういう縁なんだ! と。
そう思うと、もうその思いに執着が始まる。
どうしても、なんとしてでも 行かなければならない。
オンライン上でのチケットはとっくに完売していた。
唯一のチャンスはMuseumに 朝開館2-3時間前から並び、当日券を買う事。
それもFirst come, First served。
並んだからと言って買える保障はない。
ただ、Memberになれば、Non Memberよりも少し早めにMuseumに入れ、早い購入のプロセスで、入手できるチャンスは高まる、という事がわかった。
Lisaとの予定を合わせると、展覧会最終日の9月10日しか行ける日がない。
事前にSeattleに住んでいるRieちゃんがMemberになる。
9月10日日曜日、4時起き、5時出発でPortlandを出る。
8時にMuseumに到着。そこにはすでに 長ーい列が作られていた。一体全体この人達は何時から並んでいるのか。パーキングを探す時間も無駄にできない。素早くLisaを降ろす。
「Memberの列に並んで!」
開館時間は9時。Rieちゃんが8時半に登場。RieちゃんのMembershipを利用しMemberのラインに並び、一人Max4枚までチケットを購入できるというのに乗っかる、という作戦。最終日は夜の11時まで営業という事なので、この点でも購入できるチャンスは高まるはず。
ああ、どうか購入できますように。
目の前で ここまで、なんてカットされる事などありませんように。
私は彼女の作品を観る運命なんだから!
10時半、4時45分のチケットが取れた!!!
3人とも興奮状態で大はしゃぎ。やったーっ!
ランチにChardonnayで祝福を挙げる。
草間彌生は、幼少期に母親からAbuseされ、父親の浮気現場を見たりする体験から、幻覚を見るようになり、精神的におかしくなっていった。
あの延々と続く丸を描く事が、精神の安定と心の逃げ場になっていた。
NYの活動から帰国してからずっと、精神病院暮らしをしながら、アートを描き続けている。
天才とナントカは紙一重と言うけれど、正にそうだ、と思った。
死ぬまで描き続けるんだろうね、最後の一息が切れるまで。
色々考えさせられたよ。
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