Saturday, April 23, 2011

”盲目の男たちと象”

(ジョン・ゴドフリー・サックス)

インドスタンに6人の男たちがいた。
学ぼうという気持ちが強く、
象を見に出かけた
全員目が見えなかったが、
じっくり観察すれば
心が満たされるだろうと、みんな考えていた

最初の男は象に近づき
うっかり転んだ表紙に
大きくてがっしりとした脇腹にぶつかり
こう叫んだ
「おやおや、象とは壁のようであるぞ」

2番目の男は牙に触れて大声をあげた
「おお!、これはなんと丸くてなめらかで
 しかも尖っている
 わかったぞ、この象というものは
 槍のようだ!」

3番目の男は象に近づき
手につかんだのが
くねくね動く鼻だったので
大胆にこう言った
「なるほど象とは
 まるでヘビのようだ!」

4番目の男は手を伸ばして
ひざのあたりを熱心に触った。
「この不思議な獣は
 まったくデコボコがない
 きっと象とは木のようなものであろう」

5番目の男がふれたのは耳だった。
そして、こう言った
「まったく目が見えなくても
 何に一番似ているかよくわかるぞ
 間違いあるまい
 この象という生き物は
 うちわのようであるぞ」

6番目の男は象に手を伸ばすと
すぐにゆらゆら揺れるしっぽをつかみ
こう言った
「なるほど、象とは縄のようであるぞ」

それから、このインドスタンの男たちは
長いこと大声で言い争い
それぞれが自分の意見を譲らず
言い張るだけだった
それぞれ正しいところもあるが
またどれもが間違えているのに


http://www.nakahara-lab.net/blog/2007/07/post_929.html より抜粋

Saturday, April 16, 2011

長生きの秘訣

昨日車の中で ラジオを聴いていたら、世界の長者番付け一位だったおじいちゃんが 亡くなったという話が出てきた。115歳、とかだったみたい。

以前に そのおじいちゃんに「長生きの秘訣は」と訊ねた時に、「Always accept the changes even that slap you in the face」って答えたとか。

115歳まで 生きたいかは さておいて、人間「変化」を受け入れる気持ちって、やっぱり大切なんだなって 改めて思ったよ。
変わっていくことを受け止めるって、とっても難しい。心が張り裂けそうな気持ちになる事も沢山ある。でも それは自然のMovementであって、誰も止めることはできない。
そうやって ある意味降伏して、前に一歩踏み出して行く事を 続けるしかないんだよね。

Friday, April 15, 2011

隣の庭の芝生

隣の庭の芝生がキレイに見える、とはよく言ったもんだ。
「比べる」習性が良くないね。
自分でない他人の人生の方が、恵まれているように思うし、Betterに見える。
「ナンであの人に起こっている Luckが私には起こらないんだろう!」って嘆く。

「これさえ与えられれば、これさえ恵まれれば、私はシアワセなの」と、言っておきながらも、それが与えられると、次の不満が発生する。次の「満たされてない部分」が 浮上する。


何かを達成するため、欲しいものを得るための「Desire」が、歩き続ける闘志になるのかもしれないけど、住む場所が与えれ、雨風から守られ、温かく 心地いいお布団に入って眠れる生活ができることに対して、立ち止まり、感謝することも大事。

それが与えれられている私は とっても恵まれているな、て思う。

Saturday, April 9, 2011

きのうの夢

Mr. Hubbyと家の前の通りに立っている。
通りの先の方で ものすごい喧騒が聞こえる。
走っている何人かの声が近づいてくる。
私達を探しまわっている恐ろしい奴ら。
急いで家の中に入って様子を見る。
その男たちが私達の家の中まで入ってきて、ある部屋に居た私達をついに見つける。
Mr.Hubbyが一人の男に立ち向かい 武力で床にねじ伏せる。
それを見たもう一人の男が私を捕まえようとする。
その瞬間銃が2発発射される音が部屋中に響く。
私を捕まえようとした男が 床にに倒れる。
男が倒れたその背後に見えるのが、銃を持ったMr.Hubby。
「いつの間に銃なんか持ってたんだ。」と驚く私。
この連中が探しまわっていたのは Mr. Hubbyなのか、と状況がわからない私が思う。
そこに リーダー格の男が部屋に入ってくる。
手下を撃たれた怒りに 取り返しのつかないことをしてくれたね、というような態度で 銃を持った手を振り上げる。
その鉾先は私に向けられている。
この男の銃はおもちゃのように小さい銃だ。
私に壁に向かって立て、と銃で促す。
戒めとして 私を殺すと、Mr. Hubbyを脅かす。
どうしようも 動けないMr. Hubby。
私は 「ああ これで私はお終いだな」と感じている。
私は殺される。
怒りで目がぎらぎらとしているこの男を誰も止めることができない、と感じる。
言われた通り 私は壁に向かう。
銃が私の頭のすぐ真後ろまで近づく。
もう終わりだ、死ぬんだ、とまた感じる。
その瞬間、引き金が引かれる。
銃が発射される音が聞こえる。
弾が私の頭のど真ん中に入り込む。
一瞬 痛い、と感じるが、その次の瞬間は感覚を失う。
「ああ、長い強烈な痛みで苦しまないんだ」とホッとする。
弾が頭の中に入っていく。
脳みそに入り込み、脳みそがその衝撃ですごい音を立ててうごめく。
そして 頭蓋骨の中で、破裂する。
その破裂するうごめきを感じている私。
「これで死ぬんだ」と思う。
背中で なす術もなく 呆然と立ちすくむMr. Hubbyを感じ、後ろ髪を引かれる思いだが、次の瞬間 心を決め、現世の後悔をすべて開放する。
そしてすべてが暗くなる。