Thursday, November 24, 2011

うんこに起こされる朝

時々 朝っぱらから うんこに起こされる時がある。
私は気持ちよく あったかいお布団の中で おいしい夢をみているのに、うんこが腸の内側からノックをする。
「ちょっとおー、ちょっとおー」って。
お腹の痛みを感じながらも 夢を見ている頭は その声を無視する。
でも うんこはしつこい。
「ねえ ちょっと起きてよおー」と、腸の内側でごね始める。
それでも 頭は 気が付かないふりをして 無視を続ける。いい感じで気持ちよく寝てるんだから、ここで起きるわけにはいかない。
ちょっと あきらめたかのごとく、一瞬静かにになるうんこだが、
数秒後にまた 始まる。
「ねえったらあー」
うんこのごねは止まらない。
しつこい。
だんだん頭が覚めてくる。
いかんいかん!と夢の中に戻ろうとするけど、もう手遅れ。目は閉じたままのものの、頭はすっかり覚めてしまい、かわりに、この温かい布団から出るべきか、いや 出たくない、と自己討論が始まる。
うんこは そんな頭の中で起こっている討論には お構いなし。
「ねえー」と 腸の内側からのノックを止めない。

「もうー 今何時だと思ってるのよ!まだ外は真っ暗じゃない!!」と、勝負に負けた私が がばっとついにベッドから起き上がる。
ドタドタとバスルームに歩いて行き、トイレに座る。
その瞬間、にこにこのうんこが するするーっと腸からすべり落ちる。
「サンキューーー」

気持ちのいい出かたをするもんだせ。

しつこくて うるさいうんこがお腹からいなくなった後は 失った睡眠時間を取り戻すごとくベッドに舞い戻る。

こんな風に 今朝も うんこに起こされた私でした。

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