Wednesday, August 10, 2016

一人でバーに行ける人

世の中には、一人でバーやレストランに行ける人と、行けない人がいると思うけど、
私は完全に行ける人の枠に入る。
昔っからそれは平気だった。
なんでだろう。
まず、なんで 行ける人と行けない人がいるのだろう。
その違いって 何なんだろうね。

私は親に鍛えられたと思っている。
幼稚園の後半や、小学の低学年から 病院に通うのも一人で行かされたし、留守番も一人でしたし、初インスタントラーメンも電話のインストラクションで 作らされたし。
常に 独立している事、一人でマネージ出来る事、を強いられた。末っ子なのに。

あとは 一人遊びが上手だった、というのもあるのかな。
思いっきり空想の世界に入った Imaginary worldの少女だった。
空想の世界で色んなストーリーの中にいる自分が好きだった、と思う。

子供の頃、「喫茶店」=大人の世界にに一人で入った。
店の人や ウエートレスのお姉さんが 私の事をどう思っているのか、しっかり感じていた。注文した物は、やっぱりそこは子供で、アイスクリームだった。
ワンスクープ、ウエハース一枚付き。

私はいったい何を思ってそういう行動をしていたんだろう。
オトナの世界に触れてみたかった、という興味本位だけではなかった感じがする。
よくわからないな。

20才になって、バーとかにも一人で行って、他の客と仲良く飲んだり。
私は 人見知りが激しく、シャイで、なかなかオープンに自分を表に出せない人間なのに。少なくとも子供の頃はそうだったし、親にはいつもそれを指摘されていた、のにもかかわらず、一人で行動が出来る。これって何なんだろうね。

地元では、高校の先輩の隠れ家みたいなバーに一人でしょっちゅう行ってた。従妹のダンナのバーにも、従妹が知らないうちに一人で常連になっていた。

アメリカに移ってからもその習性は同じ。
たまにふらっと一人でバーに行く。レストランにも行く。
バーテンと話たり、隣の客と話したり。

最近、新しい本を買った。
私の大好きなStorm Largeの「Crazy Enough」という本。
今その本から手が離せない。

仕事帰りに、ふらりとその本を持って バーに入る。
カウンターに座って Bubblyを頼む。
ストリート側の窓が全開で、柔らかい風が入って来て、気持ちいい。
客もまばらで、静かな時間が流れている。

本を開いて、Stormの子供時代の世界に入って行く。

なんか、こういう時間、カフェで過ごすような時間、
私は時々、コーヒーの替わりに、美味しいワインを選ぶ。

こういう時間、たまには必要だと思う私。
友達にテキストして呼び出そうと思ったけど、止めた。
今日は一人でこの空間と時を楽しみたいと思ったから。















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