Sunday, December 25, 2016

小田さん

クリスマスの朝、珍しく朝早くに目が覚めて、なかなか眠りに戻れず、8時くらいに諦めて起きた。
美味しいお茶を入れて、MSNの情報で知った小田さんの番組「クリスマスの約束」を観た。
あのテレビに出ないはずの小田さんが、自分の番組を作って毎年放送してるなんて、しかも2001年から! 知らなかった。

懐かしいなあ。
中学の時、オフコースに心を打たれ、小田さんの声に恋に落ち、必死にアルバムを集めたのを思い出す。
レコードプレーヤーなんていうファンシーな物は家にはなく、チャリンコで30分くらい走った所にある貸しレコード屋に お小遣いが溜まると通い、お兄ちゃんがレコードプレーヤーを持っている友達の家に行っては、そのお兄ちゃんが居ない間に カセットテープに録音したよなあ。1年くらいかけて 全てのアルバムをカセットテープに収め、自分のコレクションにしていた。それを何度も何度も部屋に籠って聴いてたよなあ。
当時大ヒットした「さよなら」の 小田さんの声が切なくて、その切なさが 中学生のアタシの心にガッツリはまり、浸りきってたよなあ。

オフコースの解散コンサートをビデオかなんかで観て、小田さんが「さよなら」を歌ってたのかな、なんか涙ぐんでて、声がちょっと緩んでたのを見て、なんとも言えない思いが込み上がって来たのを思い出す。

あれから35年とか経っちゃう?こんな形で、今度はテレビで小田さんを見る事になるなんて。小田さんもステージで言ってたけど、時代は変わります、ね。
大好きだった人に すごい時が経った後に再開するって、面白いね。

でも、小田さんの声、変わってなかった。
あの繊細で、透明感のある、絹のような声は健在だった。
ずーっと音楽をやり続けている。ミュージシャンはいいよ。アーティストはいいよ。それが生きる糧だもんね。
いやー、本当に 音楽っていいな、て思った。
音楽って、人の文化が始まった時から そこにある。
人はすでに輪/和になって歌ってた。すごいスピリチュアルな人間の自然現象だよね。
映し出されるお客さんの表情を見てるとそう思ってしょうがない。

Mr. Hubbyのクライアントで ギター一本で シリアとか紛争のある町に行き、平和を願って歌を歌っている人がいるけど、そういう人間の根本にある、和に対する一体感を呼び戻そうとしてるんだろうな、って思う。

本当にこうやって皆歌ってれば、戦争なんかおこんないじゃないの、って単純に 思っちゃうよ。

宇多田ヒカルや松たか子を歌の上手い人達と思たことなかったけど、うまかった (笑)。

最近の歌なんて全然わかんないけど、昭和の歌を改めて聞くと、詩とかめちゃくちゃ深くて味があって、すごくいい! あの時代の良さをしみじみと感じる。

しかし、こんなステージが毎年12月25日行われていたとは知らなった。
いつか行ってみたいな。その場で、ナマの小田さんを見てみたい。聴いてみたい。

ちょっと嬉しい、懐かしい、初恋の人にちょろっと再開したような気分になったクリスマスの朝でした。

Merry Christmas。














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