Mr. Hubbyの友人は ほとんどがRoseburg高校出身の人で、卒業後、話わせたかのように皆がPortlandに移って来ている。
Roseburg高校はTheaterの活動が盛んだったせいか、Mr. Hubbyを含め皆が何らかのArtにかかわっている。
Singer song writerだったり、Graphic designerだったり、Film makerだったり。
Mikeもそのグループの一人。
彼に初めて会ったのは、11,12年前。
背の高い、めちゃくちゃ男前の男子だった。
マリンバをプロ並みに演奏し、男前のルックスに似合わぬ コミカルな詩を付けて歌っていた。
とにかく音楽の才能があり、ドラムも叩くし、ピアノもギターも弾く。
そんな彼が最近アルバムを作った。
アコースティックでJazzyなメロディーの曲や、ちょっとそれにPop Rockをアレンジしたような曲などが集められている。
これが 凄くいいのだ!
Singer song writerのIanのMixingの腕も加わり、非常にいい仕上がりになっている。
Ianんちでレコーディングした、まったくいち個人の手作りの作品なんだけど、素人さが全然ない。もう何回も聴いている私。
なんか 感慨深いよ、このアルバムを聴いていると、、、。彼の事を考えると、、、。
彼は重症的ヘロイン中毒者だった。
お酒もかなり飲んでいたらしい。
友達ともぎこちない関係になり、
最終的に誰も彼と付き合わなくなった。
そしてある日突然彼は姿を消した。
誰にも伝えず、ある日消えた。
彼は独りで ヘロイン中毒から抜けようと、誰も知らない町に移っていた。自分を孤独な場所に追いやり、ヘロインのアクセスもできない所に移り、頼る人のいない環境を作り、独りで抜ける努力をした。
1年、2年経ったのかな、ある年月が過ぎた後、彼はクリーンになって戻ってきた。
ヘロインはもちろん、お酒も飲まない人間になっていた。
その後の彼の人生は 一変した。
可愛らしい女性と出会い、結婚。今では二人の女の子のお父さん。
公立の学校でマリンバを教えて 生徒達と校内コンサートを時々開く。
家ではギターやマリンバのプライベートレッスンをしながら、自分の音楽活動を続けている。
そして私の手術の度に、心配して食事を運んでくれる。
彼のこのアルバムを聴きながら、そんな、私が知るところの彼の人生を振り返ると、胸が熱くなってくる。
彼に思わず賞賛の一言をかけたくなって、彼にテキストメッセージを送った。
You are awesome!
彼のやっている事をAcknowledgeしてあげたかった。
Thank God he kept his music。そう思った。
自分の力で復活し、自分の人生を好転させた彼。
そしてずーっと音楽がそこにあった。それでだけは 捨てなかった。
本当によかったって 心から思う。
家族のように 嬉しく思う。
そして、人の人生って わかんないものだし、
面白いって
またつくづく思うよ。
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