Saturday, October 1, 2016

あれから1か月経って、、

乳癌再発の告知を受けて 1か月が経った。
この一ヵ月、頭の中はパニックになっていた。
色んな考えや想像が頭の中をグルグル回って、まるでクレイジーパーソンのようだった。
そんな中、7月から予定を立てていたKauaiに1週間行ってきた。
一時的に気を紛らす事ができるし、同時に考える時間にもなると思って。
一緒に旅する友達には言わなかった。
私の気持ちも複雑だけど、彼女たちにとっても楽しみにしてたバケーションを複雑な気持ちにさせたくなかった。
フェアに楽しみたいと思った。

色々暗いサイドはあるけれど、同時に明るいサイドも’あるもので、こうやってまた行きたいと思っていたKauaiに行く事ができて、宿泊する所もただで、素敵なリゾートに泊まれて、今ここで、こんな形でGet awayが出来るなんて、幸せな事だな、って思った。こんな時にパワースポットのKauaiで、時間を過ごせるなんて。
滞在中は毎日6時に起きて、波打ち際まで歩き、波と風の音を聞きながら瞑想をした。
雑誌に書いてあったけど、海水上ってマイナスイオンがスゴイらしい。
それを思いっきり吸って、大きな深呼吸をして、身体が浄化しているイメージを浮かべた。
西海岸をサイクリングし、南海岸と、北海岸のトレイルをそれぞれ歩いた。
北海岸のトレイルは前回来た時に完歩出来なかったから、今度Kauaiに来たら再挑戦をしたいと強く思っていたので、それが今回出来た事は本当に嬉しかった。
グットラックであるウミガメも見れたし。
大きなウミガメが月の光の元、波打際で寝ているのを見た時は、発狂ものだった。
小さいウミガメが 崖っぷちに荒く打ち寄せる波の上に ぷかーっと浮かんできて、ぷはーっと息を吸っている姿を見た時も 発狂ものだった。めちゃくちゃ可愛いかった。
美しい夕焼けも見れたし、満月に照らされた美しい海も見れたし、滞在中の天気も最高だったし、本当にいいひと時を過ごせた。

ドクター達とDealするのはKauaiから帰ってから。

帰って来た次の週から、Dr. Page、Dr. Aliabadi、Dr.Bartholomewとそれぞれ面談をした。
誰を責める事もできないけど、医療の無力さを感じる。
何億というお金がつぎ込まれ、何十年というリサーチが行われているのにもかかわらず、提示されるオプションは同じ。
何故癌が再発したのか、私の身体のどういう状態がその環境を作り上げたのか、何の要素がそれに加担していると考えらるのか。それを私は医者とDiscussionしたいのに、せめて この1年私の食生活はどうだったのか、どういう生活環境の中で生活していたのか、何か以前と変わった事はあるのか、など、そういう質問をしてほしかった。「診断」’をしてほしかった。
「結果はポジティブです。すぐに手術をするよう進めていきましょう。部分摘出ならその後の放射線治療が必要です。全摘なら放射線治療はしなくていいと思いますが、リンパ筋に検査の結果によります。乳房の再建を希望でしたら 形成外科医と会ってください。」
私の期待していた「診断」も「質問」も無し。
「癌は未だ未知の世界で、誰も何故発生するのかはわからない。私達ができる事はこれ以上大きくならないようにする事、身体の他の部分に広がらないようにする事です。」
発生地、根っこを見ていく事は未だ出来ないと。
だから個人、個人の身体と癌の特性に合わせた治療法もない。
手術、放射線治療、抗癌剤、ホルモン剤のコースのみ。

こんな事言ってる私が非現実的なのか。
「リアリティー」に吸引されている。

だんだん心が決まり始めている。
全摘をして再建かな、と。
通常は手術の後、借りのインプラントを入れて定期的に液体を注射し、徐々に大きくしていき、再度手術をして実際のシリコンと入れ替える、という方法を取る。それを聞いた時、心に嫌な気持ちが走った。また数か月後に手術、、、。でも、幸いな事に、私の胸は小さいので、最初から実際のシリコンを入れてワンタイムオンリーでいける、とDr.Bartholomewに言われた。小さい胸に、こんなところに得点があった。

自分の身体に異物を埋め込むなんて、すごい違和感があるけど、それを私はやるんだ、と思うと不思議。でも、それが私の進む方向になると思う。

そして先週、癌を専門とした自然療法のDr. Tolzmannに会って来た。
このドクターと もっと早く会っていたら、と思った。
彼女とのセッションが終わった後、時計を確認すると、2時間経っていた。
私の食生活や、どういう生活模様と生活環境か、どこで生まれて、どういう両親で、どういう風に育って来たのかまで、細かい質問をされた。
まさに私を知る「診断」だった。

私の手術をするという決断に合わせて、食事やサプリメントで手術前の身体作りをしてきましょう。手術後は回復を促進するための栄養も考えて行きましょう、と言ってくれた。
Dr. Tolzmannも癌がなぜある人にはできて、ある人にはできないのかはわからない。まだまだ研究中で、誰も答えは見つかっていないのは事実、という。でも、血液や遺伝子を調べて、それに見合ったアプローチの仕方は出来るはず、という。
彼女に会って、心が随分楽になった。
こうやって自分の納得の行く先生から 納得の行く言葉を貰うと、心が安心するし、穏やかになる。希望が持てる。
病は気から。始まりは こんな簡単な事から スタートするんじゃないしら、患者の治療って。

2日前、地元の親友と電話で話をした。
「病は気から、って本当で。イメージトレーニングやで! 毎日自分が治って行くイメージをし続ける事!」
笑えた。やっぱりアタシの友達だけあるわ。
そうやね、もう一度、自分の身体の凄さを信じる事やね。

やっと心を決めて、Move onする気持ちになれた今日この頃。
私がこの状況を通り抜けていく事、何か意味があるから起こっているんだ。
辛坊強く、ポジティブな気持ちで進んで行くよ。









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