Spikeの死を体験して、自然のサイクルを改めて学んだ気がした。
私は彼女の死に立ち会った。身体が弱り、呼吸が薄くなり、心臓の脈が止まる。
さっきまで泣いてた声が消え、私を見つめていた目が閉ざされ、身体が硬直し、体温が無くなる。
ブランケットに包まれ渡されたSpikeの身体は 枯葉のように 軽かった。
彼女は 灰になり、土に戻る。
枯葉が地面に落ち、土に変わるの同じように。
そして 新しい芽がそこから生えてくる。
これが自然のサイクル。
誰にも止められない、変える事の出来ない サイクル。
私はこの腕の中で それを感じた。
この悲しみは 愛する者が自分の世界から姿を消す事に対して起こる感情。
今までそこに居た存在が無くなる事への 悲しみ。
でもSpikeの死は、自然のサイクルの一部なんだ。
そんな、見えない自然の力が働いているとしたら、死ぬのも怖くない、と思った。
私も自然のサイクルの中のひとつとして、いつか人生を終える時がくる。
Spikeの死で、そう知った。
だから 放射線治療とか、抗癌剤治療とかをやらない私の選択、不思議だけど、それでいいと再確認した。
No comments:
Post a Comment