Sunday, October 2, 2011

住むって 大変よね。

昨日大家から 家賃が11月から$100上がる告知の手紙が来た。
彼からの手紙が郵便受けに入っているのを発見したその瞬間に、手紙の内容はすでに見て取れた。

この家に引っ越して丸6年が経った。
最初、一ヶ月の家賃は$1,300だと提示された時に、すかさず値切りに入ったのは言うまでもなく私。
交渉で$50下げてもらった。
それから3年、家賃の値上げナシ、できたけど、3年前に$50の値上げとなった。
まあ その時は、もともと$1,300だったわけでから もとの値段に戻ったということで、と納得するようにした。
そして また3年値上がりナシ、で今日まできたけど、最近なんかイヤな予感がしてたんだよね、この日がすぐ来るんじゃないかと。
とにかく うちの近所はこの数年大きく発展してさ、うちらが 引越ししたころからいえば 随分土地の価値があがっているのは もうありありとわかる。

で、予想通り $100の値上げ通知。
市場がどうのとかいう事でなく、なっとくがいかない感が モクモクと沸いてきて 収まらない。
$100ってどういうこと?上げすぎじゃねえ???

で、ひっそりと大家にメールを出した。
あなたの言う事は 非常にわかります。今のこの市場状況では当たり前ですよね。
値上げも無理ないと思います。でも $100はちぃっとうちらにはキツーございます。
実はうちの亭主は今年はじめから職を失っておりまして、最近やっとなんとかパートタイムの仕事をちらほら見つけるようになったものの、生活は苦しいのでございます。

という お慈悲を買う内容を作成して送信。だめもと、でも 一応形として 交渉はしないと、という基本態勢。

そうすると 心を痛めた大家から 「I understand your situation」という情にほだされた言葉が返ってきた!君たちは $50の値上げでいいよ、と。

やっぱ だめもとでも お約束です、交渉することは!  Mr. Hubby, did you see that!?

シアトルでアパートに住んでた頃を思い出したよ。
最後に4年住んだアパートは 毎年のように ばかみたいに$200から$250の値上げ通知をハガキでよこしてきた。
そのハガキを受け取る度に、下のマネージャーのオフィスに乗り込み、訴えた。
どんなに今自分が貧乏で、生活が苦しくて、いっぱいいっぱいなのか、ということを。
普通なら「It is not my problem」と言われるところだろうけど、
相手も人の子、なぜか私の 明日から私はどうすればいいの的な訴えにいつもほだされ、値上げをやめてくれたり、$50の値上げに止めてくれたり、と折れてくれた。
で、$650から始まった私のレントは 4年間で $100しか上がらなかった。

何事も やってみないとわからないモンす。

実は アメリカ人て、折れ易い?なんて思うこと 多々ありだけど。

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